広島解体店長が地質調査技士についてご説明いたします

2019.12.16

地質調査技士は、一般社団法人全国地質調査業協会連合会が認定している資格で、ボーリングなどの地質調査の現場作業に従事する技術者を対象に検定試験が行われています。

2015年(平成27年)度から、国土交通省により、公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格に登録されています。

試錐技術者(ボーリング)だけではなく、地質調査及び関連分野の技術者も受験してます。

有資格者は建設を目的とした調査業務、自然災害を対象とした防災業務、施設・設備の点検診断を行う維持管理業務、環境業務、資源業務など、多岐にわたる業務に従事することができます。

地質調査技士は協会指定の専門学校や建築・工業科の高校や専門学校を卒業していると、実務経験歴が短くても受験することができますので、地質調査技士の試験には建築・工業学校への進学が非常に有効となっています。

資格試験には2~8年の実務経験が必要とされますが、建設・土木業界の知識や入札等の知識、設計施工や管理技法等も問われるため、建設や土木工学、工業系の専門学校等へ進学すれば確実に知識が身につき、試験はもちろん業務上でも役立つため、受験前や就職前には進学することを視野に入れておきましょう。

土木系の工事には必ず必要となる資格であるため、建設会社社員なら取得しておきたい資格の一つです。

●地質調査技士の受験資格

【現場調査部門】

①ボーリング実務経験、5年(通算)以上の者

②協会指定の指定学科卒業の者は、2年以上の実務経験者

検定試験が免除されて書類審査にて合否の判断が行われ、「地質調査技士資格認定証」の有効期限は、発行後10年間となります。

・札幌工科専門学校(建設システム学科ジオ(地質)エンジニアコース)
・東北理工専門学校(調査設計科)
・新潟工科専門学校(土木開発工学科環境地質コース)
・国土建設学院(建設学部土木地質工学科)
・中央工学校(土木工学科環境地学専攻)

【現場技術・管理部門】

①大学または工業高等専門学校(5年課程)の土木工学、建築学、地質学、地球物理学等地質調査に関する課程を専攻し卒業し、実務経験3年以上の者

②大学または工業高等専門学校の上記学科以外の理工系課程を専攻して卒業し、実務経験5年以上の者

③実務経験8年以上の者

【土壌・地下水汚染部門】

①大学または工業高等専門学校の土木工学、建築学、地質学等地質調査に関する課程および化学(工学)等環境に関する課程を専攻し卒業し、実務経験3年以上の者

②大学または工業高等専門学校の前項に掲げる以外の理工系課程を専攻して卒業し、実務経験5年以上の者

③実務経験8年以上の者

 
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